子どもたちは誰でも「知りたい」「できるようになりたい」という気持ちを持っています。私たちはその気持ちと、こども達のやり抜く力を信じて指導していきます。ですが、その日の体の調子や心の状態によって「今日はどうしても頑張れない」という日もあります。そんな時は「まあ、いいか」の気持ちで次回頑張ってもらうようにお話をします。
小学生よりも各科目で覚えることが一気に増え、部活動を頑張る子も多くなります。そんな日々の2時間はとても貴重です。そのため、時間を有効に使うために考え方のポイントを整理し、「これを覚えればいいんだ」「こんな風に考えればいいんだ」と納得して取り組めるように、と意識しています。
子どもの特徴は一人ひとり違います。中には、一度失敗してしまうと考えることをやめて、トライできない場合もあります。しかし、「新しいことを身につける」ということは「今まで知らなかったことを知り、チャレンジする」ということです。そして、失敗したということは「チャレンジをした」ということです。この教室での学習を通して、新しいことへ考えながらチャレンジすることができるよう、励ましながら、時に叱り、諭しながら関わっていきます。
教室での学習に加え、中学生は年に2回ほど自然体験行事を行います。いずれ高校を卒業し、進学する子ども達は島外へ旅立つことになります。そんな時、この島の良さを知り、伝えられるような子ども達であってほしいと願っています。そこで、シュノーケリング体験やカヌー体験など、自然とふれあう活動を行ってきました。楽しかった思い出がこの島の魅力に繋がるような経験をしてもらえれば嬉しいです。現在はコロナウイルスの心配があり実施できていませんが、いずれ再開したいと思っています。
埼玉県生まれ、石垣島育ち。海星幼稚園、新川小学校、石垣中学校、八重山高校、酪農学園大学生命環境学科へ進学、卒業。母トモ子の影響で子供たちの指導に関心を持っていた。大学では野生動物と人との関わりを学びつつ、教員免許を取得。好きなことは、おいしいものを食べること。本州の友人との物々交換が毎年の楽しみ。
沖縄県首里生まれ。保育の専門学校を卒業後、幼稚園教諭を経て日本大学附属病院勤務。子育てのため石垣島に移住後、幼児教育に携わり、幼児、小学生対象の学習塾を始める。約20年にわたり地域の子供たちを指導。趣味はオカリナ演奏。